ホームベーカリーで焼いた食パンに、気がついたらカビが生えていた!なんてことありませんか?
ほとんど食べていないパンにカビを見つけた時…ショックですよね。
カビが生えているところだけ取れば食べられるような気もするし、気持ち悪い気もするし、悩みどころではないでしょうか。
また私は、基本的にホームベーカリーで焼いたパンを常温で保存しているのですが、やはり夏は冬に比べると早めにカビが生えてしまう気がします。
パンを美味しく食べるには常温保存が一番いいとは聞くものの、カビが生えてしまっては本末転倒!
そこで今回は、
- カビが生えてしまったパンは食べられるのか?
- ホームベーカリーでパンを作ったときにより長く美味しく保存する方法は?
というところを調べてまとめました。
ホームベーカリーでパンを作るのが好きだけど、保存方法は曖昧だったなぁという方のための記事です!
ぜひぜひ参考にしてみてくださいね🎵
ホームベーカリーのパンにカビが生えたら食べられないのか?
今から食べようとしているパンにカビが生えているのを見つけてしまった。
ホームベーカリーでパンを焼いている方は一度は経験があると思うのですが、そのパンどうしていますか?
調べた結論として、カビが生えたパンは全体的に食べない方がいいそうです!
その理由を見ていきましょう。
- 見えるカビを取ればいいのでは?
- トースターで焼いたら大丈夫なのでは?
- パンにカビが生える理由
見えるカビを取ればいいのでは?
カビが生えたって見えるとこだけ取ればいいでしょ?と思っていたのは、はい、私です。
私たちが「カビだ!」と判断できる段階は、カビの胞子が発芽して育ち、コロニー(集落)を作って人間の目にみえる大きさになったものです。
カビを認められるようになったパンの表面には、コロニーに育つ前の胞子や、胞子が出す菌糸が全体的についていると判断できます。
よって、見えるカビを取ればいいわけではなく、カビを認められるようになったパンは全体的に食べない方が良いのです。
トースターで焼いたら大丈夫なのでは?
ではトースターで焼いたり、レンジで加熱すればいいのではないか、という疑問が浮かんできます。
その答えは、またしても残念ながらNO。
確かに、カビ自体は熱で死滅するのですが、カビが出した毒素は加熱処理ができないんだそうです。
パンにカビが生えてしまったら、トースターで焼いて食べるのもやめておきましょう。
パンにカビが生える理由
ではなぜパンにはカビが生えやすいのでしょうか?
答えはカビの習性とパンの特徴を考えるとすぐにわかります。
カビは、0℃〜40℃の間で生きることができ、最も活発になるのが25℃〜28℃。
そしてパンには栄養と水分があるため、カビにとっては増えない方がおかしい超快適環境なのです。
ホームベーカリーのパン!美味しく食べられる保存方法は?
ホームベーカリーのパンをできるだけ長く美味しくいただきたい!
そんな思いはきっと私だけのものではないはず。
ホームベーカリーでパンを焼いてから保存するまでの正しい知識を身につけた方が良さそうですね。
順に見ていきましょー!
- パンの焼き上がりにしておくこと
- 食べ切る期間でパンの保存方法を変える
- 冷蔵保存はパンにむいていない
パンの焼き上がりにしておくこと
ホームベーカリーでパンが焼けたら、まずは取り出して粗熱を取ります。
「粗熱(あらねつ)をとる」というというのは、通常「ほどほどに冷ます」という意味で使われますね。
イメージとしては、触った時にほのかに暖かいと感じる程度です。
時間にして1時間~1時間半ほど冷ましましょう。
パンは乾燥すると美味しくなくなるため、密閉して空気を遮断する保存がしたいのですが、パンが熱を持ったままだと密閉した容器の中で水滴がついてしまいますよね。
この水滴がカビを発生させる原因になります。
密閉して保存する前に、中の熱までしっかり冷ましましょう。
食べ切る期間でパンの保存方法を変える
食パンなどのシンプルなパンは、焼いてから6時間~12時間経ったころがおいしさのピークだと言われています。
理由はパンの水分や香り、味が安定するからです。
では出来上がりからおいしさのピークに食べられない場合はどう保存するのが良いでしょうか。
常温保存でいい場合
手作りしたパンの消費期限は2〜3日だと言われています。
夏場を考えると短めに設定し、2日以内に食べ切ると判断できる場合に常温保存を選択するといいでしょう。
保存するときは切っていない状態で、食べる直前にカットした方が乾燥を防ぐことができ、美味しいパンが食べられます。
冷凍庫で保存したい場合
2日では食べきれないと判断した場合や、2日の段階で余ってしまた時は、冷凍庫での保存がおすすめです。
食パンをそのまま冷凍すると解凍の手間があるため、カットしてからの保存が良いでしょう。
一つずつラップで包んでから冷凍対応の袋に入れて保存しましょう。
二重に包むことで冷凍臭くなるのを防ぎます。
1ヶ月は美味しく食べられるようです。
私の場合ですが、1週間くらいで食べることがわかっている場合は2・3枚にカットしてからまとめてタッパーで冷凍してしまいます。
この方法ではパンがくっついてしまうのですが、トースターで焼く前に少し解凍しておくことで離すことができます。
我が家の冷蔵庫では冷凍焼けもなく美味しく食べられましたよ。
冷蔵保存はパンにむいていない
パンは0℃~10℃ぐらいでデンプンの老化が一番進みます。
冷蔵庫に入れたご飯がポロポロになるように、パンも乾燥してきます。
よって一般的に冷蔵庫の温度は2〜5℃なので、ホームベーカリーで焼いたパンの保存には冷蔵庫は向いていないと言えます。
ただし例外があって、フルーツサンドやサンドイッチといったものは、常温に置いておくリスクの方が高くなるため、冷蔵庫に入れましょう。
ホームベーカリーのパンにカビ!食べれるかと保存方法は?まとめ
以上、ホームベーカリーで手作りしたパンにカビが生えた場合、残った部分は食べられるのかとパンの正しい保存方法について調べてきました。
いかがでしたでしょうか?
冷蔵庫はむいていないということは知っていたのですが、パンにとって最も劣化が進む温度だとは思いもよりませんでした。
ホームベーカリーで作ったパンが思ったより美味しくなかったり、食べきれないけど冷凍庫も空いていないという場合もありますよね。
そんな時はこちらの記事を参考にしてみてください。
お米も美味しいけど、パンも大好き!
食べることができる食材は、無駄なく美味しく残さず、いただいていきたいですね˚✧₊⁎