ホームベーカリーで焼いたパン、焼き上がり後冷まし方はどうしていますか?
よく「粗熱(あらねつ)をとる」と言いますが、どこまで、どうとるのが正解なのでしょうか。
焼き上がり後冷まし方は、今まで何となーくやってきてしまったので、もっと美味しく保存できないかと気になりました。
今回詳しく調べ、美味しさを損なわない保存方法についてもまとめましたよ。
ホームベーカリーでパンを焼かれている皆さんのお役に立てれば幸いです🎵
ホームベーカリー!焼き上がり後冷まし方と粗熱をとる方法
ホームベーカリーで焼き上がったパンは、はじめに粗熱(あらねつ)をとります。
「粗熱をとる」のイメージは、「触れないくらい熱い→余裕で触れる」状態にすること!
具体的にどうやって粗熱をとるのかを見ていきましょう。
- 焼き上がり後は衝撃を与えて取り出す
- 焼き上がり後は甘味の上で冷ますのがベスト
ホームベーカリー!焼き上がり後は衝撃を与えて取り出す
パンが焼けてホームベーカリーからパンケースを抜き出したら、衝撃を与えてパンを取り出します。
焼き上がったパンをすぐに取り出してショックを与えると、パンの中に溜まっている余分な水蒸気が抜けます。
そうすることで、パンがフニャッとなることを防げますよ。
ホームベーカリーパン!焼き上がり後は網の上で冷ますのがベスト
ミトンをつけた手でパンケースを持ち、強く振ってパンを取り出したら、足つきの網の上に置くのが良いでしょう。
お皿やまな板の上に直接置くと、設置面にパンから放出された水分が付いてしまいまい、ベチャベチャになるからです。
我が家では上の写真のどちらか(左:百均のバット、右:フライ用の鍋についていたバット)を使っています。
こちらのようなブレッドカッティングボードという商品もあるようなので、こちらを使ってもいいですね。
ブレッドカッティングボードであれば、焼き上がりに置いておいて、冷めたらその場所で切ることができます。
とにかく、焼きたてパンは網状のものの上に置いて、パンの床面に水滴が付くのを避けましょう!
ホームベーカリーパンの焼き上がり後の冷まし方!粗熱をとる理由
焼きたてパンはなぜ粗熱をとらなければいけないのでしょうか?
その理由を見ていきましょう。
- 味や風味を落ち着かせるため
- 余分な水分を出すため
- 切りやすくするため
焼き上がり後に粗熱をとる理由①味や風味を落ち着かせるため
食パンが焼きたての状態は、水分に偏りがあります。
生地の水分はパンの中心に集まっているため、中心はやわらかいのに対し外側の食感は固めの状態です。
粗熱をとっている間、生地の水分がパン全体にまんべんなく行きわたります。
すると中心に集まっていた水分が外側へ移動し、全体の固さのバランスがよくなるんですね。
また、焼きあがりに感じるイーストの発酵臭なども徐々に抜け、落ち着いてきます。
焼き上がり後に粗熱をとる理由②余分な水分を出すため
焼きたてのパンの中には熱と水蒸気がたくさん含まれています。
焼きたてのパンを割いてみると、中からは湯気が立ち上がりますよね。
あの湯気をゆっくり放出させてあげるということになります。
パン屋さんが型から外す前に、「ガンッ」と衝撃を加えているのを見た事がありますか?
あれはグルテンの膜の中の水分を一気に放出させるための行動で、パンが縮むのを防ぐ効果があるようです。
焼き上がり後に粗熱をとる理由③切りやすくするため
焼きたてのパンは水分がアンバランスなので、綺麗に切ることが難しい。
外側は硬いのに中はフニャッとしてしまい、とても切りづらいのです。
粗熱をとってからだと、専用の包丁でなくても綺麗に切ることができます。
ホームベーカリーパンの焼き上がり後の冷まし方!保存方法
ではある程度熱が取れたと判断できたら、どのように保存したら良いのでしょうか。
- 常温保存(私のやり方)
- 冷凍保存
- 冷蔵保存はNG
ホームベーカリーパン!焼き上がり後に常温保存(私のやり方)
私は常温保存が多いので、切っていない状態で保存します。
粗熱は1時間くらいしたら冷めていることが多いです。
粗熱が取れたと判断したらビニール袋を上から被せます。
その状態でしばらく様子を見て、袋に水蒸気が付いていなければビニール袋の口を閉じます。
ホームベーカリーパン!焼き上がり後に冷凍保存
3日以内に食べ切れないと判断する場合は、冷凍保存しましょう。
粗熱が取れたら一食分ごとにカットします。
カットしたパンをラップで一つずつ包んだら、まとめて入る分だけジップロックに入れて冷凍庫へ入れます。
焼く時は凍ったままで大丈夫です。
こういったスチーマーを使うと、スチーム機能のないトースターでも美味しく焼けるようですよ。
ホームベーカリーパン!焼き上がり後に冷蔵保存はNG
冷蔵庫(通常0℃〜10℃)での保存は、デンプンの老化が進み急激に美味しくなくなってしまいます。
ホームベーカリーで焼いた食パンの保存にはおすすめできませんので、ご注意くださいね。
サンドイッチやフルーツサンドにした場合は、中の具材を痛めないようにするための冷蔵保存であればOKです。
早めにお召し上がりくださいね。
ホームベーカリー焼き上がり後は冷まさず食べてもOK!
ここまで焼きたてパンの冷まし方についてまとめてきましたが、冷まさずに食べるのも大アリです。
自分が美味しいと感じればいいんです〜。
年末年始の2週間、ホームベーカリーをレンタルしました。イースト菌の投入に失敗して分量通りに入れる事が出来なかったけど、それっぽく出来た!焼きたてめちゃくちゃ美味しかった!さあ冬休みはパンを食いまくる。 pic.twitter.com/75NYEHBEAk
— いのじゅんAM (@inojun1001) December 29, 2023
ホカホカで柔らかい中の部分と、焼きたてのミミの香ばしさも結構美味しいんですよね。
うちの子供達は、ホームベーカリーから出てきたばかりのパンの膨らんだ部分をちぎって食べるのがお好きなよう。
お家で焼きたてパンを食べられるって、ある意味贅沢だと思います。
食べることで「幸せ〜🎵」な気分になってくれたら嬉しいので、うちは出来たてをちぎって食べるのはOKにしちゃっています。
ホームベーカリーパンの焼き上がり後の冷まし方は?「自作のパンを美味しくいただこう!」
以上、ホームベーカリーパン!焼き上がり後の冷まし方と保存方法をまとめてきました。
いかがでしたでしょうか?
ポイントはこちらでしたね。
- パンは焼けたらすぐに出すことで余分な水分を抜く。
- カビの原因になる粗熱はとってから保存する。
- 保存する場合は常温や冷凍。冷蔵はNG 。
衝撃を与えてすぐに出すこと、粗熱をとることの意味や保存方法について理解していただけると嬉しいです。
私はホームベーカリーでのパン作りを毎日楽しんでいます🎵
自家製パンを楽しむ秘訣は、自分なりの粉の配合を見つけること(今は1/3くらい薄力粉にするのがお気に入りです)。
興味のある方は「強力粉が足りない!」の記事も参考にしてくださいね!
今日も美味しいパンを食べて、上機嫌に参りましょー🎵