チョコレートを食べた時や食べた後に酸味を感じる方がいるようです。
その原因は何でしょうか?
私はハイカカオチョコレートを食べた時に酸味を感じたことを思い出しました。
チョコレートが酸っぱいってどーゆーことなんでしょう??
チョコレートの酸味について調べてみると、下の2種類あるようです。
- 成分による酸味
- 食べた後口の中で感じる酸味
なぜ酸味を感じるの〜?と疑問に思っていた方、これを読んで「なるほど!」とスッキリしていただけると幸いです🎵
チョコレートに感じる酸味の原因
チョコレートを初めて食べた子供の感想は「酸っぱい」なんですね!
娘がチョコレートに興味を持ち始めました。
ペロッとなめて「酸っぱい~」とのことでした。
カカオの酸味を感じてる!?
そんなわけないか笑— しんぶんし@子育て&家庭菜園 (@family_and_farm) February 1, 2024
一般的には、チョコレートの味を表現する時、「甘い」「苦い」という方が多いですよね。
「酸っぱい」という表現は思い浮かばないので違和感を感じるわけで、一見チョコレートと酸味は結びつかないような気がします。
でも実は、チョコレートに酸味を感じるのは間違った感覚ではないんです。
順に見ていきましょう。
- チョコレートの酸味は原料由来
- チョコレートの保存状態による酸味
チョコレートの酸味は原料由来
チョコレートの原料になるのはカカオの実です。
カカオの身を開けると上の写真のような白い果実が現れます。
この中に入っている種(カカオ豆)がチョコレートの原料になります。
カカオ豆を発酵させる際、白い果実の部分ごと発酵させるため、果実の甘酸っぱさが残り、酸味として感じられるというわけです。
チョコレートの酸味はカカオ分が多く含まれるほどダイレクトに感じることになります。
チョコレートの保存状態による酸味
チョコレートが劣化することによって、味が落ち、酸味を感じることもあるそうです。
普通のチョコレートはほとんど水分を含まないため、「腐る」状態にはなりません。
ですが高温高湿状態で保存した場合「ファットブルーム」や「シュガーブルーム」が発生し、味や食感が劣化します。
ファットブルームとは:原材料であるカカオ由来の油脂、カカオバターに含まれている結晶が溶け、再度冷やされて固まった際、白濁した状態になること。
シュガーブルームとは:チョコレートの表面に水滴が付き、水滴に含まれている砂糖が溶けだして蒸発し、再び結晶となって固まって残り、白い斑点が模様のような状態になること。
また、手作りのチョコレート菓子や、水分の多いチョコレートは腐る可能性もあるため、以上な酸っぱさを感じたら食べるのはやめておきましょう。
チョコレートを食べた後の酸味の原因
チョコレートを食べた後、口の中が酸っぱくなるという人もいます。
この場合の原因は何でしょうか。
順に見ていきます。
- チョコレートを食べた後の酸味①口内が酸性になるから
- チョコレートを食べた後の酸味②とるべき対策
チョコレートを食べた後の酸味①口内が酸性になるから
人が甘い食べ物を食べると、甘いものは舌の上に残ります。
>>「チョコレートは子供に食べさせない?」でも取り上げています。
唾液の流れが良く、中和能力が高い場合は、口の中を中世に保つ力が働くので良いのです。
問題は唾液の流れが悪い、または中和能力のある良い唾液が出ていない場合です。
その場合は食べ物によって酸性やアルカリ性に傾き、口内が不快な状況になりやすいのです。
チョコレートを食べた場合は酸性に傾くため、酸味(すっぱさ)を感じるという原理です。
チョコレートを食べた後の酸味②とるべき対策
食べたり飲んだりした直後は口内の細菌はまだ活動していません。
よって、できるだけ早く食べかす飲みかすを無くしてしまいましょう。
質の高い唾液がたくさん出る人は唾液の働きがよく、食べかすや飲みかすが洗い流されます。
一方、チョコレートを食べた後に酸味を感じる人というのは、”唾液が頼れない状態である”ということです。
良い唾液が出るようにするには?
- 水分を摂る
- ガムを噛む(唾液の分泌がさらに促される)
参考:https://www.honda.or.jp/breath/detail/02-5.html
チョコレートを食べて酸味を感じる原因は?まとめ
以上、チョコレートで酸味を感じる原因について調べてきました。
いかがでしたでしょうか?
ポイント
チョコレート自体にも酸味がある
口内環境によって、チョコレートを食べた後に酸っぱさを感じる
普段感じない味覚を感じると、私何かおかしいのかな?って思っちゃいますが、ちゃんとした理由があるのですね。
私はチョコレートの製造過程を知ることができて「なるほど!」でした。
そして、チョコレートが美味しくて食べ過ぎちゃったときは、すぐにリセットしていきましょうね!