ケーキ用マーガリンの使い道として、お菓子以外に使えるのか疑問に思ったことはありますか?
私は母の影響で、小さい時から反マーガリン派として育ってきました。
なので、マーガリンを使う機会がそもそも無かったのですが、お菓子作りの材料を買う時に、「ケーキ用マーガリン」がふと目についたんです。
安いもの大好きな私、一瞬でバター主義を覆し、ケーキ用マーガリンを買ってみることに。
しかし、それ以外にどういった使い道があるのか全くわかりませんでした。
お菓子作りにはとても扱いやすいケーキ用マーガリン。
>>「ケーキ用マーガリンのクッキーはまずい?」もご覧くださいね♪
今回はお菓子以外での使い道について、参考にしていただければ幸いです。
ケーキ用マーガリンの使い道?ホームベーカリーパンで使うのがおすすめ!
「ケーキ用マーガリンのお菓子以外の使い道は何があるかな〜?」
真っ先に思いついたのはホームベーカリーのパンでした。
で、結果やはりとても相性が良く、いい感じのパンが焼けました!
ケーキ用マーガリンはホームベーカリーのパン作りにとても相性が良かったのです。
理由を見ていきますね。
- ケーキ用マーガリンに乳製品が入っているから
- ケーキ用マーガリンはマーガリン特有の匂いがない
- トランス脂肪酸の含有量は意外と少ない
ケーキ用マーガリンに乳製品が入っているから
マーガリンはバターの代用品として作られたものです。
今回使用した、森永のケーキ用マーガリンには原材料に「粉乳」が入っていました。
パンがうまく膨らむには乳製品に含まれる”乳糖”が必要で、パンのレシピに”スキムミルク”とあるのはそのため。
普段スキムミルクを使わない私のパンの作り方だと、乳糖が確保できるのはバターだったんです。
今回、ケーキ用マーガリンを使えば、スキムミルクを入れなくてもパンはしっかり膨らむということが分かりました。
ケーキ用マーガリンはマーガリン特有の匂いがないから
封を開けてから気がついたのですが、ケーキ用マーガリンって無味無臭なんです。
食卓に出てくるマーガリンの、あのマーガリンらしい匂いがないんですね。
私がマーガリンを苦手に感じていたのはあの匂いだと分かりました。
匂いがないケーキ用マーガリンなら、気にせず使うことができます。
ケーキ用マーガリン!トランス脂肪酸の含有量は意外と少なくて良い
昨今「トランス脂肪酸」を理由に、マーガリンの安全性が問われてきましたね。
私は(およそ母も)、マーガリンは体に悪いって思っていたのですが、雪印メグミルクのHPを見て衝撃を受けました。
1食当りの『ネオソフト』に含まれるトランス脂肪酸の量はWHOが勧告する量の1/43である。
原料油脂に「部分水素添加油脂」※を使用しない配合によって、2004年の1/16にトランス脂肪酸低減を実現。
※「部分水素添加油脂」とは「トランス脂肪酸」を多く含む原料油脂。
そして家庭用マーガリン類の全ての商品で、部分水素添加油脂を不使用。
参考:雪印メグミルク「トランス脂肪酸、いまどきこんなに減ってます!」
これが企業努力って言うんですね。
農林水産省でも以下のように言っていました。
食品製造事業者は、製品の品質を保ちつつトランス脂肪酸を増やさないようにするため、部分水素添加以外の技術を用いることで、トランス脂肪酸の濃度が低い製品を開発しています。
参考:農林水産省「食品に含まれるトランス脂肪酸の由来」
詳しくは「マーガリンは日本だけ?なぜトランス脂肪酸の規制がないのか?」にてまとめています。
ケーキ用マーガリンの使い道!お菓子以外に使う時の注意点
ケーキ用マーガリンをホームベーカリーで使う際の注意点を挙げます。
順に見ていきましょう。
- バターの風味はない
- 塩分が入っていない
- 乳成分アレルギーに注意
ケーキ用マーガリン!バターの風味はない
当たり前ですが、ケーキ用マーガリンとバターは別物ですので、バターの風味は少しもありません。
最近いただきものの粉ミルクをスキムミルクの代用品として使っているのですが、粉ミルクの微かなミルク風味が感じられるほど。
ケーキ用マーガリンは出来上がりも無味無臭な印象です。
ケーキ用マーガリン!塩分が入っていない
こちらは地味に注意が必要なポイントです。
ホームベーカリーのパン作りでケーキ用マーガリンを使用する場合、塩味が薄く出来上がります。
普段、パン作りに使っているバターには、思っている以上に塩分が含まれているんですね。
いつも忘れてしまうのですが、塩は追加で入れた方が良さそうです。
ケーキ用マーガリン!乳成分アレルギーに注意
マーガリンとバターの違いは植物由来か牛乳由来かというところ。
ところが、ケーキ用マーガリンに乳製品が全く入っていないかといえばそうではないのです。
雪印メグミルクのケーキ用マーガリンの成分表です。
原材料名:食用精製加工油脂(国内製造)、食用植物油脂、粉乳/乳化剤、香料、着色料(カロテン)、(一部に乳成分・大豆を含む)
アレルゲン表示(推奨表示含む):乳成分、大豆
バターに近づけるためでしょうか、「粉乳」が入っています。
乳製品にアレルギーのある方は使用を控えましょう。
ケーキ用マーガリンの使い道は?お菓子以外である?まとめ
以上、ケーキ用マーガリンのお菓子以外の使い道についてまとめてきました。
いかがでしたでしょうか?
私は今まで曖昧だった、食卓マーガリンとケーキ用マーガリンの違いがはっきりしました。
パン作りに使うときは、次のことがポイントでしたね。
ココがポイント
- 乳製品が入っているものであればスキムミルクを入れる代わりになるが、アレルギーには注意
- 匂いやバターの風味はない
- 塩分が入っていないため、塩を多めに入れる等の調節が必要
冷蔵庫で眠りかけているケーキ用マーガリン、これを機に使い切っていただけると嬉しいです🎵