オカヤドカリが動かない=弱っているのでしょうか?
私は貝殻からひょこっと顔をだす姿を楽しみに、飼い始めました。
しかし、いざ飼ってみると、まっっったく動かないんですね !
貝殻を眺める日々。
明るい時間に全く動かなくて、エサがよくないのかなーと悩んだことを覚えています。
今回は、オカヤドカリが動かない時の対処法と、オカヤドカリが弱ってしまう飼育方法の注意点をまとめてみました。
こんなことが分かります
- オカヤドカリに動かない時の対処法
- オカヤドカリが弱っている時の対処法
ぜひ、参考として読んでみてくださいね。
オカヤドカリが動かない時はどうする?
昼間、オカヤドカリたちが微動だにしないことが、とても不安に思えました。
しかしこの「昼間動かない」という状況、実は問題ないことがほとんどなんです。
飼い主はどうしたらいいのか、順に見ていきましょう。
- そのまま見守る
- 環境を再確認
オカヤドカリが動かない時は、そのまま見守る
オカヤドカリが動かない!と感じたら、まずはそのまま見守りましょう!
うちの子の場合、飼い初めは暗い時しか動きませんでした。
しかし、大きくなるにつれて昼間でも元気いっぱい動き回ることが増えてきたのです。
なので、「環境に慣れれば昼間でも次第に動くようになる」というのが私の見方です。
飼い初めは特に、環境に慣れなかったりで緊張しているのかも知れません。
夜にそーっとのぞいてみてね。
オカヤドカリが動かない時は、環境を再確認
オカヤドカリが、日中あまり活動をしない生き物だと言うことはわかりました。
しかし、「それにしても本当に動かない!」と感じたら、環境を再確認してみましょう。
- 真水と餌(ポップコーンばかりではいけません)は与えてあるか
- 砂が個体の2〜3倍の深さで敷かれているか(小さな個体に対して床材の粒が大きすぎていませんか?)
- 湿度が下がりすぎていないか
冬場暖かくしているつもりでいても、ヒーターなどを使用していると湿度が下がり過ぎてしまうことがあります。
温度だけでなく、砂が少し湿っているかなどで湿度もチェックしてあげましょう。
オカヤドカリが動かない!弱っている時の対処法
オカヤドカリが動いてはいるけれど、なんとなく動きが鈍いと思ったことはありますか?
または、ハサミで貝の蓋をして隠れる際、その閉まりが悪かったり、触っても反応が無いときはどうでしょうか。
そのような場合は相当弱っていると考えていいでしょう。
以下の2つの原因を考えてみましょう。
- 栄養不足をチェック
- 湿度を確認
弱っているオカヤドカリは、栄養不足をチェック
餌は色んな種類を与えているかをチェックしましょう。
オカヤドカリは人間と同じ雑食です。
雑食というのは栄養素を食べ物に依存しているということなので、様々な栄養をいくつもの食べ物から摂取する必要があります。
“体にいいもの”というのはありますが、”それだけ食べていれば健康”という食べ物はありません。
野菜系、タンパク質系、カルシウム系、迷ったらヤドカリ専用フードを頼ったり、、、。
うちのオカヤドカリはニンジンが好物なので、気がつくとそればかりあげてしまいがちです。
「ニンジン+何か」の組み合わせであげるようにしていますよ。
弱っているオカヤドカリは、湿度を確認
先ほども述べましたが、温度だけでなく湿度も十分かチェックしましょう。
オカヤドカリは暖かいところにいる生き物なので、室温が20度を下回るようであればヒーター等を使い、保温する必要があります。
しかしこの時、飼育ケース内を暖かくすることばかりに気を取られ、湿度が低下しすぎる事例が多々あるようです。
次のような対策がおすすめです。
- 温度計と湿度計が一緒になっているものでこまめにチェック(ちょっと数字はアバウトですが100均で売っています)
- 湿らせた海綿を飼育ケースに入れておく
オカヤドカリが動かない!宿貝に入らない時は緊急対策
私はこの状況にあったことがないのですが、貝に入れないのはだいぶ危険な状況です。
オカヤドカリは陸上で生きていますが、肺呼吸ではなく、皮膚呼吸とえら呼吸。
オカヤドカリは主に陸上で暮らしていますが、呼吸は海棲のヤドカリと同じく鰓に頼っています。
https://blog.goo.ne.jp/okumani1105/e/571a8e4172cfb725020f668686db3fa5
腹部での皮膚呼吸がかなりのウエイトを占めているという報告もありますが、いずれにしても呼吸の為には水が必要です。
しばらく貝殻を脱いだ状態だと水が確保できず、酸素を取り込めないため、亡くなってしまうのです。
体力的に弱っていると貝殻を背負うこともできなくなりますので、急いで対応してあげてください。
下記の順番で対応して、「ことなきを得た」という事例を多く拝見したので、こちらをお勧めします。
おすすめの対応
- 他のオカヤドカリと出会わないようにする
- 個体と貝殻を水で濡らす
- 暗く静かな環境に置く
- 動きが活発になったら元のケースに戻す
1、他のオカヤドカリと出会わないようにする
一緒に飼っているオカヤドカリがいる場合は、その子たちと出会わないようにしましょう。
貝殻を背負っていないのは丸腰の状態なので、他の個体に襲われてしまうことを防ぎましょう。
他の個体を別の容器に移すか、裸のオカヤドカリを別の容器に移します。
2、オカヤドカリの個体と貝殻を水で濡らす
裸のオカヤドカリを持ち上げるのが可能であれば、薄く水を張った容器に入れます。
お腹の柔らかい部分でえら呼吸をしますので、特に傷つけないようにして、移動しましょう。
そーっとお願いします。
個体が動かせそうになければ、貝殻だけでもいいので濡らします(貝殻を濡らすのは真水でも海水でもいい)。
個体のすぐそばに置いてあげてください。
3、オカヤドカリを暗く静かな環境におく
貝殻と個体が湿った状態で、暗く静かな環境にします。
移した容器に蓋をするのも良いですね。
運がよければ体力を持ち直して自力で貝殻に入り直せるでしょう。
4、オカヤドカリの動きが活発になったら元のケースに戻す
隔離したケースで貝殻に戻った後、動きが活発になったら元気になった証拠です。
元のケースに戻してあげて大丈夫だと思われます。
貝殻に戻った後も元気がない状態であれば、しばらく”別荘”を用意してあげた方が良さそうです。
潜れる量の砂や水場など、飼育環境を整えて、しばらく様子を見てあげてくださいね。
オカヤドカリが動かない時の原因と対処法!まとめ
オカヤドカリに元気がない時の原因と対処法!いかがでしたか?
ポイントは以下でした。
- 飼育環境に慣れていない場合はしばらく様子見
- 飼育環境を再確認
- 色々な種類の餌をあげているか
- 湿度・温度は下がり過ぎていないか
想像しているように動かないと心配になります。
オカヤドカリはほとんどネットにしか情報がないので、先輩飼い主さんたちの情報はありがたいです!
この人にいろいろ教えたってください!
さらに快適な環境で暮らしてほしいので、床材にはどんな砂があって飼育に適しているのか?についても考察しました。
お迎えした小さな命、大切に育んでいきたいですね 🙂