オカヤドカリを飼う際、海水は必要だと思いますか?
ネットで調べてみると、「真水と海水の両方を用意する」という飼育方法を目にします。
一方で、海水は無くてもいいという意見もあるんですね。
今回は、オカヤドカリ飼育に海水がどの程度必要なのかを詳しく調べてみました。
この記事で分かること
- オカヤドカリ飼育に海水は必要か
- 人工海水の作り方
この記事がオカヤドカリ飼育の一助になれば幸いです。
オカヤドカリに海水が必要なのか?
オカヤドカリには真水は絶対必要、海水は合った方が良いという捉え方が正しいようです。
私は以前海水も用意していたのですが、特に喜んで飲んでいる印象がありませんでした。
そういった経験から、普段は真水だけを用意していたんですね。
ところが先日、砂が乾いてきたかなーと感じたとき、
「オカヤドカリの動きがなんだか鈍い?」といった印象がありました。
人間も熱中症予防にミネラルが欲しくなる季節。
オカヤドカリも?と思い、久しぶりに海水をあげてみたんです。
するとしばらくしたら、海水に使っている姿が!
海水に関しては不要といった意見もありますが、海水もたまには用意してあげるといいんだなと再確認しました。
たまには海水に浸かりたいよ。
オカヤドカリと海水!ミネラル補給の必要性
オカヤドカリは貝殻の中に水分を少しため、そこでえら呼吸をしています。
この貝殻というか腹部に少し溜める水、真水だと思っていたのですが…。
実は塩分を含んでいます。
お腹に蓄えている水分は真水だと思っていたので、驚きです!
海水と真水の両方に浸かることで、塩分濃度を調整しているんですって。
そう聞いたら、海水も用意してあげないと、、となりますね。
その他、下記の意見がありました。
オカヤドカリはこんなとき海水に浸かる
「脱皮前には海水に長く浸かっています。」
「殻を柔らかくする為に海水に浸かるんじゃないかな。」
脱皮して古い皮を脱ぎ捨て、新しい殻を作る生き物なので、脱皮の成功率にもつながるわけですね。
また、普段の栄養補給としてもミネラルは必要になります。
ミネラル補給用のゼリーなども販売されているので、上手に活用したいですね。
オカヤドカリに海水をあげる時の注意点
オカヤドカリに海水をあげるとき、注意すべきことはあるでしょうか?
順に見ていきましょう。
- 濃い海水を与えてはいけない
- 海水が砂にこぼれないようにする
海水を与えるときの注意点①濃い海水を与えてはいけない
容器に入れている海水は、蒸発しやすく直ぐに塩分濃度が高くなってしまいがちです。
海水を入れる容器が小さい場合は特に、早めに水分だけが蒸発してしまいます。
濃い海水はオカヤドカリには有害です。
与える海水は天然海水、人工海水のどちらでも大丈夫です。
うちは海が近くないので、粉末の人工海水を利用しています。
人工海水を利用される方は、必ずパッケージの作り方を参照し、比重を確認して作るようにしてください。
人工海水を作るポイント
我が家の場合は、少し薄めに作ります。
乾燥しやすい時期であったり、目視で水位が減っているようなら、浄水器の水を足してあげます。
または、1日あげたら引き上げるようにします。
海水を与えるときの注意点②海水が砂にこぼれないようにする
海水がこぼれ、床材に染み込むと、床材の塩分濃度が上がってしまいます。
塩分濃度の高い床材も、オカヤドカリにとっては有害となります。
海水を用意する場合は、簡単にひっくり返されない容器に入れましょう。
海水を与えるときの注意点③人間の食事用の塩を使わない
海水はさまざまな微量元素、ミネラルを含んでいます。
一方で、市販の食塩はこれらの成分をほぼ含んでいません。
水に溶かせば、人間にとっては同じ「塩辛い水」になるよね?
いやいや、小さな生き物にとっては全くの別物ですよ。
粗塩やニガリならいいの?という方もいますが、それも同様です。
潔く、人工海水を用いた方が安全です。
オカヤドカリに海水は必要か?まとめ
オカヤドカリに海水は必要か?を見てきました。
いかがでしたか?
オカヤドカリは、海水を用意してあげると喜ぶことが多いようですね。
オカヤドカリにとって海水は
- あると嬉しいもの
- 持ち歩く水の塩分濃度を調整できるもの
- ミネラル補給できるもの
海水を与えることで、健康な状態を維持し、長生きさせてあげたいものです。
人工海水を与える際には、濃くならないように適切な濃度の海水を作るようにして、定期的に交換を行うようにしましょう。
>>オカヤドカリにあげてはいけないものは?も参考にしてくださいね。