飼っているオカヤドカリに霧吹きを使ったことはありますか?
「乾燥したら霧吹きをするといい」と聞きますよね。
どのくらいの頻度で霧吹きをかければ良くて、脱皮中にも霧吹きをするものなのでしょうか?
また、脱皮中に霧吹きをするべきなのか悩んでいる人も多いようです。
私はオカヤドカリを飼って今年で3年になりますが、今まで霧吹きを使ってこなかったんです。
去年までは良かったけど、今年は砂が渇き気味だよ〜。
そっか!今年は特に暑いもんね、、ごめん!
砂が湿っていたから霧吹きは特に必要ないかと思っていたのですが、今年は特に気をつけた方が良さそう。
この記事でわかること
- オカヤドカリに霧吹きをする必要性と頻度
- オカヤドカリに霧吹きする際の注意点
参考までにご覧いただければと思います🎵
オカヤドカリの脱皮中に霧吹きするべき?
オカヤドカリの脱皮中、個体への霧吹きは避けましょう。
オカヤドカリが砂の上で脱皮を始めしまった場合、乾いてしまわないか不安になりますね。
霧吹きをかけてあげたくなる気持ちも分かりますが、突然霧吹きをかけられるのは相当なストレスになるようです。
脱皮途中で力尽きそうになっている場合は、隔離して環境を整えて待つしかないようです。
具体的な対策は、「オカヤドカリが動かない?」を見てね!
脱皮中のオカヤドカリに霧吹きはNG!普段は?
霧吹きについて調べていると、絶対的な正解はないことがわかりました。
肯定派と否定派がいるみたい!
肯定派と否定派と言っても、”乾燥させてはいけない”という部分は同じなので、どちらが間違っているということではないと思います。
飼い方(例えば水飲み場の数、種類、床材の種類、量など)によりますね。
以下にそれぞれの意見をご紹介していきますね。
- 霧吹きする派
- 霧吹きはいらない派
オカヤドカリに霧吹きする派
多くの飼い主さんが”霧吹きする派”でした。
その理由は、
- 砂が乾燥するから必要
- 特に脱皮中に脱皮室が崩れるのを防ぐため
- 乾燥は大敵なので1日に一回は霧吹きする
という感じで、「とにかく乾燥させてはいけない!」という思いを感じます。
オカヤドカリはえら呼吸なので、乾燥すると呼吸ができなくなってしまうんですね。
感想は特に注意が必要です!
オカヤドカリに霧吹きはいらない派
一方、調べていく中で不要論もちらほらありました。
なぜ霧吹きする必要がないんだろう?
霧吹きがいらないという意見を詳しく見ていきましょう。
霧吹きがいらない理由
- 水入れに水が入って入れば、加湿になるため霧吹きは不要
- 湿気が増すことで餌の腐敗が進んだりカビの原因になる
- 夏場はそもそも湿度が高いし、冬場はヒーターで水飲み場の水が蒸発するためわざわざ霧吹きする必要性がない
- オカヤドカリにとって水をかけられることがストレスになる
霧吹きが入らない理由が細かく説明されていたのは、参考にさせていただいた、十脚目通信さんのオカヤドカリのトンデモ飼育法。
経験に基づく細かな情報が大変勉強になります。
皆さんもできたらご一読くださいね🎵
湿気を保つ工夫
いつも湿度が保てていれば、そもそも霧吹きは必要ありませんよね。
こんな湿度対策もありますよ。
- 乾燥対策として植物(ガジュマルなど)を入れる
- ヤドカリオアシスを使用すると乾燥対策になる
ヤドカリオアシスとはタンク付きの水飲み場で、水が減った分だけタンクから給水されます。
いつも新鮮な水があるのはありがたいね!
私の書いた記事で恐縮ですが、オカヤドカリの水飲み場は何がいい?という記事でも取り上げています。
オカヤドカリの脱皮中はNG!霧吹きの注意点
オカヤドカリに霧吹きが必要だと判断した場合、注意点を確認していきましょう。
順に見ていきます。
- 個体に直接かからないようにする
- 乾燥した餌にはかけない
- 砂の底に水が溜まるほどかけない
- 水道水は汲み置きしておく
霧吹きは個体に直接かからないようにする
霧吹きは個体に直接かけないようにしましょう。
オカヤドカリは水に浸かるときは自分の意思で向かいます。
行きたいと思ったら行くからね。
真水や海水を突然かけられると、パニックを起こすこともあるようです。
急に元気になって遊び出したのではありませんよ。
「絶対にかけてはいけない」というほどの危険性はありませんが、わざわざ個体に霧吹きをしてストレスを与える意味はないでしょう。
霧吹きは乾燥した餌にはかけない
乾燥した餌は飼育ケース内にしばらく置いておいても大丈夫です。
でも水がかかり湿ってしまうと腐敗の原因になります。
餌が腐敗するだけでなく、小バエなどの虫が湧く原因にもなってしまいます。
衛生的に良くないため、餌に霧吹きをかけるのは避けましょう。
霧吹きは砂の底に水が溜まるほどしない
湿っている方がいいからといって、砂の底に水が溜まるほど霧吹きをするのはやり過ぎです。
底の方に水が溜まっていると、オカヤドカリが溺れてしまう可能性が出てきます。
脱皮をするときはかなり長い時間砂の中に潜った状態になるため、知らないうちに溺れてしまうことがあるのです。
気づかないうちに溺れちゃうんだね!
そうなの〜気をつけてね。
オカヤドカリは水中では息が出来ません。
砂が乾いていることも問題ですが、水が溜まるほど霧吹きをすることはやめましょう。
霧吹きに使う水道水は汲み置きしておく
霧吹きの水として水道水を使う場合は、蛇口から出してすぐに使うよりも汲み置きしておいたものを使う方が安心です。
また、浄水器を通した水道水でも良いでしょう。
オカヤドカリの脱皮中に霧吹きする?必要性や頻度についてまとめ
以上、オカヤドカリの霧吹きについてまとめてきました。
飼い主の皆さんが、オカヤドカリの飼育環境をより良くしようと模索されていますね!
霧吹きをするかしないかは、水飲み場の数や砂の種類・深さなど、いろいろな飼育条件があるため断言することはできません。
ですが、飼育環境を毎日観察することが必要です。
- 砂の状態(潜りやすそうなくらいの湿り具合)
- 飼育ケース内の湿度(湿度計を用いると良い)
砂が乾燥してたら湿らせてくれると嬉しいよ。
飼育状況を総合的に判断して、オカヤドカリの飼育で霧吹きを使用するべきか見極めましょう🎵