石を集める子供って、少なくないですよね。
その心理はどのようなものなのでしょうか?
うちの子供たちも石が好きで、特に息子は「集めた石は持ち帰らないと気が済まない」タイプ。
たまに行く駐車場の砂利でさえ石選びが始まり、持って帰らされます。
持ち帰っても置くとこがないんだけどね…。
毎回持ち帰らされて石が増えてきたので、石を集める心理について調べることにしました。
こんな人におすすめ
- 子供が石を拾うのが好きな理由が知りたい
- 石を拾う子供への対処法を知りたい
石を集めるのが好きなお子さんと、いい関係を築いていくヒントになったら幸いです。
どんな心理?子供が石を集める理由
石を集める子供の心理って不思議ですよね。
大人になったらやらないもんね。
子供が石を集める理由は、一つではないようです。
詳しく見ていきましょう。
- 五感を刺激する
- コレクションの喜びがある
- 創造性を育む
- 自然との関わりを感じる
石を集める行為は五感を刺激する
石は、様々な形・色・質感をしています。
子供は石を触ったり眺めたりすることで、五感を刺激され、好奇心や探求心が満たされます。
子供は潜在的に、五感(見る、聞く、匂いを嗅ぐ、味わう、触れるということ)を通して「脳を発達させたい」という欲求があるんですね。
人は五感によって神経系が発達し、五感の刺激を総合することで「感性」が育っていくのだそうです。
五感を刺激してくれるから、石集めをするんですね。
石を集める行為はコレクションの喜びがある
子供は、珍しい石や綺麗な石を見つけることで、コレクションの喜びを感じます。
石は、自分だけの宝物となるのです。
特に男の子は狩猟本能があるために、収集癖のある割合が女性より多いと言われています。
クレヨンしんちゃんに出てくるぼーちゃんが石集めをしますよね。
ぼーちゃんが一番の大物になりそうな気がするのは私だけでしょうか…。
石を集める行為は創造性を育む
子供は、石を使って想像力を働かせ、様々な遊びをします。
例えば石をおままごとの道具にしたり、積み木のようにしたり、ストーリーを作ったりします。
石を使って創造性を育んでいるのですね。
石ころからあれだけ空想を広げられるのって、才能〜!
石を集める行為は自然との関わりを感じる
石は、自然の産物です。
子供は石を集めることで、自然と触れ合い自然への興味や愛着を育むことができるんですね。
どんなに似たような石も、どれ一つとして同じものはない不思議。
「この石はここまでどうやって来たのかな?」なんて考えてみると、大人も自然に思いを馳せることができますね。
ロマンだね〜。
石を集める心理からわかる子供の才能とは?
石を集める心理をひもとくと、子供の才能を垣間見ることができます。
「注文の多い料理店」や「銀河鉄道の夜」で知られる作家の宮沢賢治は石好きで有名でした。
「賢治のハンマーでたたかれなかった岩はない」と言われるほど石集めに没頭したそうです。
宮沢賢治も石を集める趣味があったとは!
石を集める行動は、色の違いや触感などで分類することに繋がります。
さらにイメージを膨らませ、ごっこ遊びに発展させて物語を作っていく才能も開花します。
石への好奇心があるからこそ、細かく観察することが可能になり、頭の中で情報集め・整理が可能になるのです。
好きなだけ遊んでちょーだい!
ポイント
石が好きで観察ができる子供は、観察力が高いor高くなる可能性があると言えます。
心理的に石を集めるのが好き!対応の注意点とは?
子供が石を集める行動をしていたら、自然に湧き出た興味や才能の種をつみたくはありませんよね。
以下の点に注意して接しましょう。
- 否定しない
- 子供と一緒に楽しむ
- 子供の安全に注意する
- どのくらい持ち帰るかは話し合い
- 石の知識を深めるとさらに楽しい
石を集めることを否定しない
子供の石集めを否定しないことが重要です。
石集めをやめさせようするのは、理由がない限り避けましょう。
子供の好奇心や探求心を尊重することが大切です。
時間がないときは中断させがちだけど…ちょっとだけ辛抱しますか。
子供と一緒に石を楽しむ
子供と一緒に石を集めたり、石についての話を広げてみましょう。
子供は自分の世界に親が楽しんで入ってくれることを望みます。
親子のコミュニケーションを深めることができますよ。
大人が寄り添ってくれると嬉しいよね。
石を集める子供の安全に注意する
子供は、石を口に入れたり投げたりすることがありますね。
まだ小さなお子さんの場合は、特に安全に注意して目を離さないようにしましょう。
すぐに取り上げる必要はないので、様子を見てくださいね。
石をどのくらい持ち帰るかは話し合い
拾った石をその度に持ち帰っていたら、ものすごい量になってしまいます。
「お気に入りを3つ選んでね。」など、厳選させる訓練や相談が必要です。
また、川の石は持ち帰らない方がいいという人もいるんですよ。
子供にとっては宝物なので、否定的な言い方はしたくないところ。
やんわりと言い聞かせられないかな…。
「ここの石は神様のものだから置いておいで。」とかどうでしょう?
子供に石の知識を深めるとさらに楽しい
石の種類や特徴について教えてあげることで、子供の知識や興味を広げることができます。
鉱物の図鑑も出ているので、参考にしてもいいですね。
石を集める子供の心理を理解して心を育む対応をしよう!まとめ
石を集める子供について考察してきました。
子供が石を集めることは、子供の成長にとって重要な経験だったんですね。
一見、つたない遊びなんだけどね〜。
大人の理解とサポートによって、子供の好奇心や探求心を育むことができそうです。
石集めを通して自然と触れ合い、創造力や想像力を養い、豊かな感性を育んでいってほしいですね!
>>「分解するのが好きな子供の心理と対応」も調べましたので、参考にしてくださいね。