気に入らないことがあるとすぐに拗ねる子供は少なくないですよね。
我が家の3番目の子どもがすぐヘソを曲げるタイプ。
なんでそんなことで?という些細なことで急に機嫌を悪くします。
一時期あまりに続いたので、「拗ねる子供がそのまま大人になるとどうなっちゃうの?」ととても不安になり、子供が拗ねる原因や対処法を調べました。
こんな方におすすめ
- 拗ねる子供がそのまま大人になるとどうなってしまうんだろうと心配
- 拗ねる子供の扱い方が分からず、手を焼いている
参考にしていただけると幸いです。
拗ねる子供がそのまま大人になると思うと不安!なぜ拗ねるの?
子供はなぜ「拗ねる」という行動に出るのでしょうか?
子供が拗ねる原因は、以下のものが考えられます。
- 思い通りにいかなかったから
- 自分が軽んじられたと感じたから
- 大人の気を引くためのパフォーマンス
それぞれの原因をチェックしていきましょう。
子供が拗ねる理由①思い通りにいかなかったから
子供は、「言葉で伝えられなかったり伝えることを諦めてしまっている」ということが考えられます。
赤ちゃんの時は、自分の思い通りにいかないときは泣いて怒って気持ちをアピールしますよね。
もっと大きくなっていくと、自分の思い通りいかないことがあっても「嫌だけどこういう時もあるよね」と状況を飲み込んで乗り越えることができます。
その成長過程である子供は、泣いて怒ることははばかられるし、かといって理不尽だと感じる思いを納得することもできません。
そのため、こうした態度で不満を表現しているのです。
子供が泣く・怒るといったネガティブな表現をした時の対応に注意!
- 受け止めてもらえなかった
- 怒られたりガッカリされたりした
そのような子供は特に、素直な感情表現が苦手になる傾向があるようです。
子供が拗ねる理由②自分が軽んじられたと感じたから
自分が軽んじられたと感じることも子供が拗ねる原因として考えられます。
子供は常に大人に期待をしています。
その期待が裏切られたとき、自分を軽んじられたと思いモヤモヤします。
モヤモヤした自己否定感から、「自分ってかわいそう!」と悲劇のヒロインのような状態になるんですね。
そして結果として、周りを自分の思い通りに動かそうとする方向へ向かってしまうのです。
ココがポイント
子供は常に大人に期待し、「もっとこうしてほしい」「愛していると感じたい」と思っている。
子供が拗ねる理由③大人の気を引くためのパフォーマンス
パフォーマンスとして拗ねる行動をとる子もいます。
拗ねることが常態化し、拗ねることで大人が気を遣ってくれることが分かってしまった場合ですね。
小さな子供は癇癪を起こして泣いて怒ったりものを投げたりします。
「拗ねてみせる」=「表現の仕方が高度になった」ということは、少し考えて動けるように成長してきた証拠でもあります。
「自分がこんな困った行動を取ったら親はどうするだろう?」と親を試すようになるのです。
ココに注意
子供がパフォーマンスで拗ねる時に親が子供の言いなりになってしまうとどうなるか?
子供はしめたと思い、その困った行動はエスカレートすることに。
拗ねる子供がそのまま大人になると思うと不安!対処法は?
親としては、「これはいつまで続くんだろう。」「もうすぐ小学生なのに大丈夫なのか。」と心配になりますよね。
また、外出先で拗ねられると思うように動けず「も〜めんどくさい!!」と怒れてしまうこともあるかと思います。
対処法があるので、順に見て行きましょう!
- 気持ちを代弁してあげる
- 頭ごなしに否定せず、ありのままを認めてあげる
- 距離を置いて観察する
拗ねる子供の対処法①気持ちを代弁してあげる
まずしてあげたいのが、子供の気持ちを代弁してあげること。
ムスッとして言葉を出さない状況だと思います。
大きくなってからも自分の気持ちを素直に表現できないと言うのは子供にとって辛いことですので、今のうちに素直な気持ちを口に出す練習をさせてあげましょう。
「こう言えばよかったんだな。」「こんな風に言ったら聞いてくれるんだ。」と分かってくれば、ふてくされて拗ねることも減っていくでしょう。
拗ねる子供の対処法②頭ごなしに否定せず、ありのままを認めてあげる
理不尽な理由で怒り出したり、なんでもないようなことでグズグズすることが続くと、優しい表情で穏やかに対応…なんてできるはずもなく。
拗ねることをネガティブに捉えない
難しいですが、「子どものありのままを受け止める」ことが、やはりとっても有効的。
これができていないが為に、子供の”拗ね”が出てきてしまっている例も多いようなんです。
子供が拗ねた場合、自分の子供の研究員になったつもりで、冷静に判断してみましょう。
具体的に言うと…
「今、不快な感情を味わっているんだな。はい、了解しました。」
「今、〇〇くんは自分のしたいことができなくなって怒っている状態です。」
「今、〇〇さんは疲れてお腹が空いてきました。イライラが発動しています。」
子供は、自分の表現を受け入れてもらえたと感じると安心するんだそうです。
ありのままを受け入れられた安心感が、心の安定につながっていきます。
「今あなたはこういう気持ちなんだね。」とまずは受け止めることを、楽しみながら実践してみてくださいね。
ネガティブに捉えることしかできない場合、大人が自分を見直す
子供の状態を客観的に判断することがどうしても難しい場合、それはもしかしたら大人の側に改善の余地があるのかも知れません。
インナーチャイルドと言う言葉を聞いたことがあるでしょうか?
インナーチャイルド:成長過程で傷つき癒やされないままになっている心の中の自分のこと
子供時代、子供らしくいることを許されなかった人は、心の中の自分が傷ついたまま大人になっています。
このように生きづらさを抱えている大人をアダルトチルドレンと言います。
アダルトチルドレン:子ども時代に親や養育者との関係の中で負った心の傷が、現在の生きづらさや人格形成に影響している状態を指す概念
このアダルトチルドレンの要素がある場合、自分自身に対しても、子供に対しても、子供らしい感情を出すことを禁止してしまう傾向があります。
大人が自分のインナーチャイルドを癒す
なので、まずは自分のインナーチャイルドの傷を癒す必要があります。
その方法としては、親自身が自分の不快感情をしっかり受け止め観察してみること。
自分自身の気持ちを素直に認めて受け止めてあげてくださいね。
こちらのgooshufuさんの「子どものいじける性格は、治すものじゃない!実は前向きな対処法だった」という記事 が分かりやすい内容になっているので、思い当たる方は一度ご覧になってくださいね。
拗ねる子供の対処法③距離を置いて観察する
親の気を引くパフォーマンスで拗ねているなと分かった場合は、「あなたが不機嫌でも私の態度は変わりません。どうぞお好きなだけ拗ねてください」と言う態度でいましょう。
子供の態度に反応しないことが大切です。
拗ねると大人が構ってくれると学習してしまうと、永遠に続いてしまうので、拗ねることは得策じゃないよと教えたいですね。
また、親の気を引きたいという気持ちがあるのは事実。
普段のコミニュケーションを多めにとってあげて、気持ちを満たしてあげられるとなお良いですね🎵
詳しくは、こちらのMAG2NEWS「子供の術中にハマるな。いじけの多い子にはどう対処すべきか?」で紹介されています。
「いじける子は愛情が足りないのかと心配する親が多いけれど、反対に大事にされてる子が多い」と言う文章があり、私はホッとしました。
拗ねる子供がそのまま大人になるのは避けたい!まとめ
以上、拗ねる子供がそのまま大人になると思うと不安!をまとめてきました。
いかがでしたか?
私自身、子供が拗ねることで「まただ…」とガッカリすることが多かったのですが、受け止め方から変えてみようと思いました。
子供をありのまま認めることが難しい場合は、大人が自分の感情を認めるところから、でしたね!
- 湧き上がる感情を素直に感じる
- 相手への伝え方を練習する
このステップは大人も子供も一緒ですね。
保育園に行きたくなくてママといたい子供への対応にも応用できそうです!
多くの子供達が、自分の気持ちを素直に相手に伝えられる大人になって、良好な人間関係が広がるといいなー 😀