さつまいもの冷え腐れって経験したことがありますか?
冷え腐れとは読んで字の如く、冷えて腐ってしまう状態のことを言います。
さつまいもは暖かい地域の食べ物なので、寒く冷たい場所で腐ってしまうのですね。
私は今年さつまいもの芽出しから土に植え替え、収穫・保存を経験しました。
中には貯蔵している間に柔らかくなってしまったものもあって、食べれるのかどうかを調べたりもしました。
自分で収穫したさつまいもも、いただいたさつまいもも、せっかくなら全部美味しくいただきたいですよね!!
今回はさつまいもの「冷え腐れ」について調べ、最適な保存方法についても学びました。
さつまいも好きさんの参考にしていただけると幸いです🎵
さつまいもの冷え腐れって何?食べれる?
冷え腐れという言葉を調べてみたのですが、辞書にはのっていませんでした。
それにしても、「冷えて腐る」というのは不思議な感じがしませんか?
腐る=暖かい環境に長時間置いてしまったとき、というイメージがあったんです。
ところがさつまいもを含む一部の青果物(バナナなど)は低温状態に入れられると却って早く腐ってしまうそうなんですね!
冷え腐れ=低温障害と理解するのが良さそうです。
福井県のホームページ「サツマイモの保存方法」の中でさつまいもの低温障害のことが紹介されていました。
食べられるかどうかの判断は、腐ってしまったのかどうかを判断する必要がありますね!
さつまいもが冷え腐れしても食べれるかを判断する!
さつまいもが冷え腐れをしていて食べれるか、というのはそのさつまいもの状況によります。
冷え腐れにも段階があると思いますので、整理していきましょう。
- 柔らかくなっている
- 黒ずんでいる
- カビが生えている
- ぬめりがある
- しわしわになっている
さつまいもが柔らかくなっている
私が貯蔵したさつまいもの中にも柔らかくなっていたものがあり、腐ってしまったのかと思いとてもショックを受けました。
ですが諦めきれずに切って中の色を確認したところ綺麗なクリーム色でしたし、匂いも普通のさつまいもでした。
ふかし芋にして食べましたが、味には問題ありませんでした。(むしろ美味しかった)
この場合は腐ってしまったとは言えないでしょう。
さつまいもが黒ずんでいる
低温障害で黒ずんでしまうことがあります。
黒ずんでしまった部分を切り落として残りの部分を食べるか、全体的に黒ずんでいると判断できれば味が落ちていると思われるため、食べないほうが無難でしょう。
また、さつまいものアクの成分であるクロロゲン酸の黒色である場合もあります。
カビ臭かったり、明らかに腐っていなければ、一度切って断面を確認するのが良いと思います。
さつまいもにカビが生えている
白いカビが生えていたり、カビ臭がする場合は食べない方が良いでしょう。
また、外見では分からなくても切った断面が黒ずんでいてカビていることを判断できることもあります。
一部にカビが生えてしまうと全体的にカビ臭くなってしまうため、残念ですが処分した方が無難です。
さつまいもにぬめりがある
腐敗が進行してくるとぬめりが出てきます。
この時においも同様に腐敗臭を確認できると思うので、迷わず破棄しましょう。
さつまいもがしわしわになっている
さつまいもがしわしわになっているのは、腐っているわけではありません。
ですが、乾燥して水分が抜けて風味が落ちているため、食べられる状態ではないでしょう。
この場合も一度切ってみて断面を見て判断しましょう。
中身もしわしわになって水分が抜けている状態であれば迷わず処分した方が良さそうです。
参考①https://oimoya.co.jp//
参考②https://shufuse.com/64964
さつまいもが冷え腐れせず安心して食べれる保存方法は?
さつまいもの保存に適した環境は、温度13〜16℃で湿度90%前後と言われています。
さつまいもはとにかく寒さに弱いため、夏場以外は常温保存が良さそうです。
夏場や温度が高くなりそうな時は、新聞紙で包んでから冷暗所に保存するのがおすすめ。
1つのさつまいもに対して、新聞紙を2枚使うようなイメージで、しっかり目に包んであげます。
新聞紙で包むことで乾燥対策にもなるため、常温保存に不安のある方はこちらの方法で野菜室に保存するのも良いでしょう。
お部屋に保存する際は、床下収納や直射日光が当たらない場所を選ぶと長持ちします。
さつまいもは冷え腐れしても食べれる?まとめ
以上、さつまいもは冷え腐れしても食べれる?を見てきました。
いかがでしたか?
自宅で栽培したさつまいもでなくても、スーパーで買ったもの、いただいたものなど、一気に消費できない時は保存方法に悩みますよね。
今回取り上げた保存方法を活用し、なるべく多く長く、美味しいさつまいもを楽しんでいただけたらと思います🎵
冷え腐れを回避できたさつまいもは、最適な方法であく抜きをして、美味しくいただいてくださいね。
>>「さつまいもを水にさらすと栄養は大丈夫?あく抜きに必要な時間とは」
よろしければ参考にしてくださーい 😀