植物を育てていて、茎から根が生えているのを見つけたことがありますか?
え?茎から根が生えるの??と不思議な感じがしますよね。
私は最初「怖い!」と思いました。
なんだかよく分からないもんね。
これは「気根」と呼ばれるもので、実は多くの植物に見られるものなんです。
今回は、
- 気根がどうして生えるのか
- 処理・管理はどうすればいいの?
について調べてみました。
「これどーすればいいのー?」と疑問に思っていた方の参考になれば幸いです🎵
茎から根が生える植物!気根はいい?悪い?
気根は悪いものではありません。
気根を生やす植物にとって、生育が旺盛になる環境をうまく作り出せている、と捉えることができます。
私は家の中で育てていた多肉植物やガジュマルで見ることができました。
>>「ガジュマルが植え替え後元気がない?環境やお世話を見直そう!」はこちら
気根って多くの植物に、普通にみられる現象なんだね〜。
気根は植物にとって重要な役割を果たしています。
以下のような役割があると言われています。
気根の役割
- 水分や栄養分の吸収
- 幹の支え
- 着生植物の空中での固定
茎から根が生える植物!気根が生える理由
気根が生える理由を具体的に見ていきましょう。
植物の種類や環境によって異なりますが、主に以下の2つの理由が挙げられます。
- 湿気が多い
- 根詰まりしている
茎から根が生える理由①湿気が多い
湿度が高い環境では、気根が生えやすくなります。
これは、気根が水分を吸収する役割を持っているためです。
特に、観葉植物など、熱帯雨林のような湿度の高い環境に生息する植物に多く見らるんだって。
茎から根が生える理由②根詰まりしている
鉢の中で根が詰まると、土から水分や栄養分を吸収しにくくなります。
そのため、植物は気根を出して、土の外から水分や栄養分を吸収しようとします。
よって、気根は根詰まりを起こしているサインとして受け取ることもできます。
もしかしたら、植物が困っているサインかもしれないんですね。
茎から根が生える植物!気根への対応
気根が生えてきた場合、以下のような対応が考えられます。
気根の対応方法を3つご紹介します。
- そのままで問題なし
- 土に挿す
- 選定する
茎から根が生える対応①気根はそのままで問題なし
気根は植物にとって重要な役割を果たしているので、無理に取る必要はありません。
モンステラなどつる性の植物の場合は、株自体を支える役割もあります。
ユニークな形状に育てたい方は、気根に葉水をすると成長を促せるようです。
試してみてね〜🎵
茎から根が生える対応②気根を土に挿すこともできる
気根を土に挿すと、根を張って植物の成長を促進することができます。
植物によってやり方が違うので、それぞれ見ていきましょう!
ガジュマル・モンステラ等、観葉植物の場合
地上部で発生した気根は、空気中の酸素や水分を取り込みながら土に向かって伸びます。
土に到達すると、土から水や栄養を吸収し、木を支える太い根になります。
市販のガジュマルは幹が一本ではありませんが、これは気根が太くなったもの。
モンステラは気根を植えることで独特の形状に育ちます。
立派な気根が育った野生味のある形状は、好む愛好家も多いそう!
根詰まりを防ぐために、定期的に植え替えをする必要があります。
多肉植物の場合
気根が出た箇所でカットして植え替えることもできます。
ひょろひょろーっと伸びてしまったものも、植え替えることで土に近い位置で活着した姿になるようです。
茎から根が生える対応③選定する
見た目が悪くなってきたり、あまりに密集していると感じる場合は、剪定することもできます。
剪定する際は以下に注意して、実行してくださいね。
気根を剪定する時の注意点
- 気根の途中ではなく、根本から剪定する
- 全ての気根は切らず、3分の1程度にとどめる
- 清潔なハサミを使って雑菌が入るのを防ぐ
- 樹液でかぶれる可能性があるため、手袋を使用する
- ガジュマルは、成長期の5月〜7月に実行する
気根が幹全体を支える役割になっている場合は、切らない方がいいみたい。
気をつけてね〜!
茎から根が生える植物!気根の対策
気根が生えるのを避けたいという場合は、対策が必要です。
以下の2点をあげました。
- 湿度を下げる
- 鉢を大きくする
茎から根が生えるのが嫌!①湿度を下げる
気根が生える原因の一つが湿度。
梅雨時には気根が生えることが多くあります。
また、気根自体、湿った空気の環境や熱帯の地域で育つ植物に多くみられます。
ジメジメ大好き〜!
湿度を下げることで気根の発生を抑えることができるでしょう。
茎から根を生えるのが嫌!②鉢を大きくする
根詰まりが原因で気根が生えている場合は、鉢を大きくして根のスペースを確保する必要があります。
植え替えして鉢を大きくすることで、気根の発生を抑えることができます。
一回りか二回り大きめの鉢を用意して、植え替えしましょう。
ポイント
一回り大きめの鉢とは、”今のものより直径が3センチ大きい”鉢のことです。
茎から根が生える!植物の気根についてまとめ
茎から根が生える植物!気根についてまとめてきました。
いかがでしたか?
気根は、植物にとって重要な役割を果たすものでしたね!
ポイント
- 生えすぎると見た目が悪くなったり、植物のバランスが崩れたりすることもある→湿度を調整する
- 根詰まりによっても気根が出ることがある→植え替えをする
- 見た目が好みなら葉水をしてぐんぐん伸ばそう!
- 土にさせるようなら挿してもOK!
気根が生えてきた場合は、植物の状態とご自身の好みに合わせ、適切な対応と対策をとっていきましょう🎵
私は多肉植物の植え替えに挑戦してみようかな!
ボクは湿気をマシマシにして、気根を伸ばしてみたいな〜。
植物やお花がお部屋にあると、すごく癒されますよね。
梅の季節になったら、ぜひ梅の挿し木にも、挑戦してみてくださいね。