さつまいもを水にさらすと栄養は?

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さつまいもを水にさらす時間は?栄養を守りつつあく抜きするコツとは

さつまいもを水にさらす時間が長いと、アクと一緒に栄養も無くなってしまわないのでしょうか?

そもそも、さつまいもを水にさらす必要はあるのでしょうか。

もちゆめ
そのまま調理する時もありますよね?

>>「保存する前のさつまいもが濡れてしまったらどうする?」の記事はこちらからどうぞ。

お料理にさつまいもを使おうとすると、レシピに「水にさらす」と書いてあることが多いですよね。

私は「栄養は逃げないのかな?」というところがずっと気になっていました。

  • さつまいものアク抜きが必要であればベストな時間は?
  • さつまいもを水にさらすことで逃げてしまう栄養はないの?


このポイントを詳しく調べてみました。

私と同じような疑問を持っている方の参考になれば幸いです♬

さつまいもを水にさらす!最適な時間は?

さつまいものアク抜きに必要な時間

さつまいもにはアクがあり、アク抜きをすることで口当たりが優しくなって食べやすくなります。

さつまいもを水にさらす場合はこのアクを抜くことが目的。

もちゆめ
気になるのは栄養は逃げないのかというところ。

なるべく短時間でアク抜きをするという事ですね。

さつまいもに含まれる体に嬉しい成分で水溶性(水に溶ける)のものは、ビタミンCとカリウム、水溶性食物繊維です。

もちゆめ
これらはなるべく逃さずに食べたい。

水溶性の栄養を必要以上に流さず、かつアク抜きをするためには、水にさらす時間を必要最低限にするといいですよ。

水にさらす時間を10分以内に抑えましょう!

さつまいもを水にさらす時間は?栄養は捨てがたいがあく抜きも必要

水にさらすと逃げるさつまいもの栄養

さつまいもを水にさらすのは、アク抜きをして食べやすくしたいからなのですが、ほうれん草のように、人体に悪い成分が入っているからアク抜きをするわけではないのです。

もちゆめ
ほうれん草に含まれるシュウ酸は摂取しすぎると結石を作り出すおそれがあり、アク抜きが必要です。

さつまいもをアク抜きする必要性を考えるために、アクと呼ばれる成分の種類を見ていきましょう!

さつまいもで主に”アク”と呼ばれるのは次の3種類です。

  • ヤラピン
  • クロロゲン酸
  • タンニン

さつまいもを水にさらす理由①ヤラピン

ヤラピンはさつまいもにのみ含まれる成分で、切ったときに断面から出る白い液体のことです。

皮から5㎜以内の所に多く含まれている為、表面に出てきて皮が黒くなったり、切った断面に黒い斑点が現れるのはヤラピンの仕業です。

胃の粘膜を保護して排便をスムーズにしてくれるという嬉しい効果があります。

さつまいもを水にさらす理由②クロロゲン酸

クロロゲン酸とはポリフェノールの一種で、主にコーヒー豆やじゃがいも、ごぼうにも含まれる成分です。

抗酸化作用のほか、脂肪の蓄積を抑える効果などが知られています。

ですので、糖尿病や肥満の予防のためのサプリメントなどにも利用されているダイエットの強い味方です。

さつまいもを水にさらす理由③タンニン

さつまいもが含むタンニン

タンニンも、クロロゲン酸に引き続きポリフェノールの一種です。

収れん作用を持ち、口に入れると強い渋みを感じます。

もちゆめ
収れん作用って難しい言葉ですが、タンパク質を変性させることによって組織や血管を縮めるみたい!

この収れん作用は肌につけると毛穴を引き締める効果を持つため、化粧品などに配合されています。

ポリフェノールには抗酸化作用がありますが、タンニンも同様に抗酸化作用を持っています。

そのため活性酸素によって引き起こされる老化や免疫機能の低下、がん、動脈硬化などの予防に一役かってくれます。

さつまいもを水にさらす時間は?アク抜きの必要があるとき

さつまいもの料理で異なるあく抜きの必要性

さつまいものアクの種類を知ると、全部摂取した方が良くない?と思ってしまいがちですが、アク抜きをした方が良い場合もあります。

赤ちゃんが口にする離乳食はその一例で、栄養があるから刺激があっても食べなさいとは言えないですよね。

もちゆめ
”食べやすさ”やは大切!

以下にアク抜きが必要な調理をあげてみました。

  • 離乳食
  • 揚げ物
  • 煮物

さつまいもを水にさらす料理①離乳食

さつまいもの離乳食

離乳食を作る場合、アク抜きをすることで食べさせやすくしてあげたいですね。

アク抜きは赤ちゃんの食べ方に合わせて

さつまいものアクは食べて体に悪いものではありません。

赤ちゃんがご機嫌に食べてくれるのであれば、口にしても大丈夫。

あえてアク抜きしなくても問題はありません。

しっかりあく抜きする方法

初めてあげる場合など、しっかり目にアク抜きをしたい場合の手順を紹介します。

  1. 繊維の多い端の方を避けて、真ん中のあたりを2cmほどの厚さで輪切りにします。
  2. 繊維が多いので、皮を厚めに剥きます。
  3. 15分ほど水にさらしてアクを抜きます。

この後月齢に応じて必要な硬さへ調理してあげましょう。

さつまいもを水にさらす料理②揚げ物

水にさらしたさつまいもの天ぷら

さつまいもを揚げ物に使う場合、水にさらして表面のでんぷんを落とすことで、カラッと揚げることができます。

この場合、水にさらす時間は5分から10分。

途中水が白く濁ったらさっと洗い、2〜3回水を入れ替えても良いでしょう。

さつまいもを水にさらす料理③煮物

さつまいもの煮物は水にさらす

さつまいもを煮物に使用する場合、水にさらしておくことで次の2つの効果があります。

  • 味が染み込みやすくなる
  • 変色を防ぐこことができる

見た目と味をより良く仕上げることができるんですね。

さつまいもを煮物にするときは、水にさらしてアク抜きをしたものを使いましょう。

さつまいもを水にさらすのは短時間で!栄養を流しすぎず美味しく調理しよう!

さつまいもの栄養を丸ごといただく

以上、さつまいもを水にさらすと栄養は大丈夫?をテーマにまとめてきました。

いかがでしたか?

さつまいものアク抜きのポイントは、必要な料理の時、必要最低限の時間で水にさらすこと、でしたね!

水にさらす時間は最小限に抑え、アクを取りつつ栄養はキープして美味しくいただきたいものです。

ふかし芋や焼き芋にする場合は水にさらす必要はありません。

さつまいもの栄養を丸ごといただいてしまいましょう🎵

さつまいも料理を楽しんでいただけたら幸いです・:*+.\(( °ω° ))/.:+

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