「さつまいものつるは越冬できる」と、ご存知でしょうか？
正確には、さつまいものつるをペットボトルなどで水差しし、保存しておくことが可能なんです！
去年、さつまいもを芽出しから自家栽培してみた我が家。
こんなに手軽にさつまいもができるなら、「収穫したさつまいもを再び利用できないかなー」とひらめきました。
この記事で分かること
さつまいものつるを越冬させる方法
本来、寒さが苦手なさつまいも。
どんな方法で越冬できるのか調べたので、よろしければ参考にしてくださいね🎵
さつまいもを土で越冬させることはできない
収穫後のさつまいも蔓にビニールトンネルを掛け、越冬できるか実験して見ることにしました。･･･たぶん、霜柱が立つ畑なので無理じゃろとは思うけどね。（汗 pic.twitter.com/7OVSKidM1H
— おっち (@occhi65) November 6, 2023
さつまいもの原産地はメキシコを中心とする熱帯アメリカ。
寒さは苦手なお野菜なので、さつまいもの”身”の部分は、冬の土の中では生き残ることができません。
霜が下りると枯れてしまうの。
ですので、さつまいものつるを越冬させる方法を探っていきます。
さつまいものつるを越冬させる方法3選！ペットボトルでも
さつまいものつるを使って越冬させる方法について深掘りしていきます。
- さつまいものつるを水差しで保存する
- 葉っぱのついたつるを土に植えて保存する
- さつまいものつるを室内で保存するだけ
さつまいものつるを水差しで保存する
適当に切った、さつまいものつるをペットボトルにぶっ刺しただけで、普通に根が生えてきた。
— えぴ@(´・ω・`) (@epionwing2002) December 3, 2023
さつまいもスゲー(´・ω・｀)✨#家庭菜園 #さつまいも pic.twitter.com/Z3dklPVCKj
さつまいものつるを水に差して保存する方法です。
つるを切り取る
収穫したときにさつまいもが付いていたすぐ上の部分を20センチほど切り取ります。
葉っぱがたくさんついている、つるの上の方を切り取るイメージ。
残した部分に葉っぱがついていなくても大丈夫です。
色々試したかったので
・新芽
・古くなった葉
・葉の上の方
・つるの中間
と、いろんな箇所を切りとってみました。
水にさす
つるを入れるのはペットボトルや空き瓶でよいでしょう。
容器に入れる部分に葉が付いていたら切り取り、冬のあいだ部屋の中で見守ります。
根が出たら…
途中何度か水替えをしてあげていると、根っこが出てきます。
暖かくなってきたら植え付けをしましょう。
霜の危険がなくなる、
平均気温が18℃以上・地温15℃以上になったころ(4月下旬〜6月下旬)が良いです。
条件がよければ3～5日で土に根が定着し、茎・枝・葉がしっかりしてきます。
葉っぱのついたつるを土に植えて保存する
さつまいものつる、先の方はとても元気なので鉢植えにしました。
— 滝町昌寛 (@ENQW9DwYJrtnQ8h) November 16, 2021
冬を越せたら来年のさつまいものつるとして使ってみようと思います。#芋のつる #さつまいも #田舎暮らし pic.twitter.com/O4t3t5BsNT
つるを土に植えて保存する方法です。
つるを切り取る
さつまいもを収穫した時に出たつるの、葉っぱのついている上の方を切ります。
切り取るのは、葉の感覚がつまっているものが優先。
切り取る長さの目安は、葉の先の方から数えて７節から８節あたり、30センチほどです。
下の方１／３ほどについている葉っぱ（２節ほど）を切り取り、つるだけの状態に。
水につけてアブラムシなどの害虫をとります。（5分ほどでOK）
土へ植える
３〜４本の茎をくくって、土へ植えます。
冬の夜間は室内で、日の当たる日中は外に出してOKです。
さつまいものつるを袋に入れて保存するだけ
さつまいも🍠の芋つるの冬越し、やっぱり試すねー👍
— mizoguccisachiwo♡ (@office_cocolabo) November 9, 2023
①つる丸ごとゴミ袋へwith少量の水
②ペットボトルで根出し後、プランターへ
③ペットボトルで水を入れたまま冬越し
④日陰に地植え
これを丹波と大阪で実験‼️ pic.twitter.com/XI5Crwdomf
「①つる丸ごとゴミ袋へwith少量の水」として、この方も実践されていますね！
「冬越しできたらラッキー」くらいの方におすすめの方法だよ。
厚手の大きなビニール袋にさつまいもを切り取った、長いままの葉のついたつるを入れます。
その中に少量の水（100〜200mlくらい）を入れて口を縛り、
途中で、水分が足りなさそうだと判断したら水を足します。
4月の下旬頃までつるが生きていたらラッキー！
（葉っぱは腐ってほとんどなくなりますが、つるが生きていれば良いそう）
土に植えて、再度さつまいもができることを願いましょう。
ペットボトルや水差しで！さつまいものつるを越冬させよう！
今回は、さつまいものつるを越冬させる方法を探ってきました。
芽出しをしたさつまいもの苗からさつまいもが収穫できると、
永遠にさつまいもが生産できることに。
お家でさつまいもを収穫できた皆さんに、冬越しをお試しいただけると嬉しいです。
2024.2.29追記
つるを水差しして冬越ししようと試みていましたが、、悲しいことに全滅しました 😥
空き瓶の縁を見ていただくとわかるのですが、腐ってきています。
もう少しで暖かくなるという時期だったので、より残念なのですが、寒い日が続いたことが原因かなと思っています。
室内で水に差しておいたら越冬できるわけではないのですね、
今年は他の冬越し方法も実践してみますので、また共有させてくださいね🎵
さつまいもを寒い時期に保存する際には「冷え腐れ」に気をつけましょう。
冒頭でお話ししましたが、さつまいもは本来暖かい地域のお野菜。
冷やしすぎないように保管してくださいね。