「せっかく作った料理なのに、なぜか食べたくない…」
「自分で作った料理は美味しくないと思う…」
そんな気持ちになって、罪悪感を覚えたり「私だけおかしいのかな」と不安になっていませんか?
実はこの心理は、多くの人が経験しているもの。
怠けているわけでも、心が弱いわけでもなく、心と体からの休息サインなんです。
この記事でわかること
- 自分で作った料理が食べたくない・美味しくないと感じる理由
- 自分で作った料理を楽しめる解決法
すっきりしない気持ちの解決策を深掘りしたので、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ「自分で作った料理を食べたくない」と思うのか?

自分で作った料理を食べることに抵抗を感じるのは、「休息のサイン」とお伝えしました。
どんな休息のサインなのか、3つに分けて解説します。
料理疲れで「食べる気力」がなくなったから
料理は想像以上にエネルギーを使います。
- 買い物
- 献立決め
- 下ごしらえ
- 調理
- 盛り付け
- 片付け
毎日繰り返すだけで心も体も消耗してしまいますよね。
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夕飯作っていると足が棒になってきます…。
やっと完成した頃には「もう食べなくてもいいかも…」と感じるのは自然なことなのです。
味の予測がついて“ときめき”がなくなったから
自分で作った料理を食べたくないと思うのは、料理の過程を知っていることや、調理中に味見や香りで脳が満足してしまうことも要因です。
他人が作った料理はどのような味がするのか、何が入っているのか分からないため、口に入れて初めて知る”ときめき”を感じます。
しかし、自分で作った料理は何をどの程度入れたか、過程を知っているため”ときめき”がありません。
全部わかっちゃってる。

また、毎日同じような味付けが続くことも”ときめき”を感じられない要因でしょう。
義務感・完璧主義が“食欲”を奪っているから
「家族の健康のために」「家族の好きなものを」という義務感が強すぎていませんか?
料理が“仕事”になっていると、自分の中の素直な「食べたい」という気持ちが置き去りになり、楽しめなくなってしまいます。
その結果、「自分で作った料理 食べたくない 心理」が生まれるのです。
「自分で作った料理食べたくない」でわかる心のサイン

自分で作った料理に抵抗を感じる背景には、心のサインが隠れているのです。
2つの声を解説します。
「満たされていない」という心の声
食欲は心と繋がっています。
- 自分の好みは後回し
- 私が我慢すればいい
そんな状態が続いていませんか?
疲れた心が“食べたくない”という形で現れるのです。
自律神経が乱れている
立ちっぱなしで調理をするだけで体力を使います。
さらに家事育児と同時進行するとストレスで交感神経が優位になり、胃腸の働きが低下しているのかもしれません。
ポイント
交感神経と副交感神経のバランスが崩れて、内臓が円滑に機能しなくなることを、自律神経が乱れた状態と言います。
自律神経が乱れた結果、自分で作った料理を食べたくない心理が起きやすくなると考えられます。
「食べたくない」でOK!罪悪感を手放す考え方

自分が作ったものでも「食べたくない」と感じることに罪悪感を持つ人も少なくありません。
しかし「食べたくない」と感じるのは体の自然な反応。
罪悪感を持つ必要はないため、手放す考え方を手に入れましょう。
「食べなくてもいい」と認める
「せっかく作ったのに…」と思うかもしれませんが、無理に食べる必要はありません。
食べられるときに、食べたいものを食べれば大丈夫です。
無理に食べなくてもいい。

「毎日手作りしなきゃ」を手放す
時には冷凍食品やレトルト、総菜を活用しましょう。
自分で作った料理 食べたくない心理は「頑張りすぎ」のサイン。
手抜きではなく、必要な自己ケアとして必要な考え方です。
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〇〇料理の素は、普段使わない調味料が入っているので新鮮味を感じます!
自分の料理が食べたくなる「自分を満たす工夫」

自分の作った料理が食べたくなかったり、美味しくなかったりするのは辛いことです。
そんなときに気にして欲しいのが、「自分を満たせているかどうか」。
今の心の状況は、自分の心をおざなりにしてきた結果なので、自分を満たすことを優先してみてください。
あえて「手抜き料理」をする
- ワンプレートご飯
- レンジ調理
- 作り置き活用
など、ラクができて楽しく料理に取りかかれる方法を選びましょう。
疲れた日は「納豆ご飯とお味噌汁」だけでも十分です。
自分が食べたいものを優先してみる
「家族のため」だけでなく、自分のために自分の好きなものを作る日があってもいいのではないでしょうか。
自分の好みを優先するだけで、料理が楽しみに変わることもあります。
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私は自分の食べたいものを作るとき、夫のご飯は「麻婆豆腐の素」にします(すぐできて便利で夫の好物)。
見た目で「ときめき」をプラスする
見た目を少し変えるだけで気分が変わります。
おいしさを感じるのはほぼ視覚だという話もあるんです。
「美味しい」という感情は、何と80%以上が視覚から得られたものだと言われています。
「目で食べる」なんていう言葉もありますが、まさにそれですね。
- ワンプレートにちょっとずつ乗せてみる
- 普段使っていない器を使う
など、少しの工夫で食欲が戻ることがあるので、ぜひお試しを!
まとめ:「自分で作った料理食べたくない」と感じたら自分を労わろう

自分で作った料理が食べたくない・美味しくないと感じる心理は、心や体が疲れているサインです。
罪悪感を感じなくて大丈夫。
無理に食べなくても大丈夫。
料理や食事は“自分を責める材料”ではなく、“自分を満たす時間”であっていいのだと思います。
自分をないがしろにしていると、家族は大切だけれど、ひとりになりたいと思う気持ちが湧いてくることも。
小さな工夫を取り入れながら、あなた自身を大切にできる「料理との付き合い方」を見つけてみてくださいね。