オカヤドカリ飼育の初心者が気をつけること

広告 オカヤドカリ

オカヤドカリ飼育は初心者には難しい?おさえておくべき基本事項!

オカヤドカリは、その愛らしい姿から人気が高まっているペットの一種です。

しかし、初めて飼育をスタートする人には、分からないことが多いのではないでしょうか?

もちゆめ

私は2020年から飼い始めていますが、飼い始めてから知ったことがたくさん!

基本は知っておいてね〜。

ミドリン

この記事では、オカヤドカリ飼育をスムーズにスタートできるよう、初心者が特に気を付けることをお伝えしたいと思います。

こんなことが分かります

  • オカヤドカリ飼育で初心者が意外に思うこと
  • オカヤドカリ飼育で初心者が気を付けること

これからオカヤドカリを飼おうと思っている方や、飼い始めて間もない方の参考になれば幸いです。

オカヤドカリ飼育!初心者が意外に思うこと

オカヤドカリを飼育する前に初心者が意外に思うけど、知っておいた方が良いことを挙げました。

順に見ていきましょう。

  • 夜行性
  • えら呼吸
  • 寿命が長い
  • 脱皮して成長する

オカヤドカリは、夜行性

実はヤドカリは夜行性です。

夜に活動が活発になるため、昼間はあまり動きません。

動き回るのも、餌を食べるのも、主に暗くなってからです。

飼育ケースは、退避できる場所を作ってあげて、直射日光が当たらない場所が良いでしょう。

もちゆめ

明るい時間に動きまわるペットではないことを知ってくださいね。

オカヤドカリは、えら呼吸

オカヤドカリは、実はエラ呼吸をしています。

陸に住んでいるのにどうしてエラ呼吸なのでしょうか?

それは、貝殻の中にごく少量の水を貯め、その水でエラ呼吸を行っているためです。

貝殻の中の水が乾いてしまうと息ができなくなってしまうため、特に乾燥には注意が必要です。

水を持ち歩いてエラ呼吸するよ。

ミドリン

オカヤドカリは、寿命が長い

オカヤドカリは、野生で20年〜30年、飼育環境では10年近く生きるといわれます。

きちんとした飼育環境で育てれば、長く生きるペットです。

気軽に飼い始めることができますが、この先「長くて10年お世話を続ける」ということを、念願に置いてくださいね。

オカヤドカリは、脱皮して成長する

オカヤドカリは、脱皮をして成長する生き物です。

私は当初、「脱皮」と「宿替え」を混同していました。

以下にそれぞれ説明します!

オカヤドカリの脱皮

砂に潜って、キツくなった体の殻を脱ぎ捨てます。

脱皮直後は新しい殻が柔らかい状態。

殻が固くなるまで砂の中で待機しています。

失敗すると命に関わる行動です。

オカヤドカリの宿替え

オカヤドカリは、成長して体が大きくなると、背負っている貝殻がキツくなり、お引越しします。

貝殻のお引っ越し=宿替えです。

何度も繰り返す子もいれば、なかなか宿替えしない子もいます。

脱皮に比べて気軽な行為です。

もちゆめ

脱皮には十分な砂、宿替えには選べるだけの貝殻を用意しておくといった対策が必要です。

砂と貝殻、用意してねー。

ミドリン

オカヤドカリ飼育で初心者が気を付けること

オカヤドカリの飼育で、初心者の人が特に気をつけたいことを挙げました。

順にチェックしてくださいね。

  • 真水を切らさないこと
  • 砂が湿っている状態を保つ
  • 砂は十分な量が必要

オカヤドカリ飼育の基本①真水を切らさないこと

オカヤドカリ飼育の準備をするとき、必要なのは真水か海水か迷う人がいます。

絶対に欠かせないのは真水になります。

海水はたまにミネラル補給にあると嬉しいくらい。

オカヤドカリがえら呼吸のために持ち歩くのも、飲み水として必要なのも真水になります。

餌はともかく、真水がないと呼吸すら厳しい状態になってしまうため、真水は切らさないようにしたいものです。

オカヤドカリ飼育の基本②湿度を保つ

オカヤドカリの飼育で特に気をつけたいのが、湿度です。

オカヤドカリは貝殻の中に持ち運ぶ水でえら呼吸をするため、この水が乾いてしまうと呼吸ができなくなります。

また、呼吸のためだけでなく、脱皮するために砂に潜る際にも、砂が湿っていることが重要です。

もちゆめ

波打ち際で砂遊びをする時、湿っていない砂はサラサラ〜と崩れてしまいますよね。

砂山が作れる湿った砂をイメージしてね!

ミドリン

私は百均で購入した湿度もわかる温度計を使って湿度をチェックしています。

湿度は60%以上が理想ですが、砂がある程度湿っていればOKとしています。

オカヤドカリ飼育の基本③砂は十分な量が必要

オカヤドカリを飼い始める時に、砂を敷くことは聞きましたか?

問題はその砂の量です。

生体(貝殻含む)の3倍くらいの深さを用意しましょう。

貝殻の直径が3センチの個体であれば9センチはほしいと言うことです。

結構多いですよね!

砂を洗ったり、飼育ケースを移動するときに結構な重さになるので、工夫が必要な部分になります。

私は、砂が深く入れられる容器を、飼育ケースの中に入れています。

飼育ケース全体に砂をたくさん入れてしまうと持ち上げられなくなってしまうからです。

個体が大きくなってくると、このような工夫が必要になるでしょう。

オカヤドカリ飼育の基本④脱皮は邪魔しない

オカヤドカリを飼い始めて、姿が見えなくなったと気づいたら、脱走か脱皮のために砂に潜ったと考えてください。

脱走した気配がなければ脱皮に臨んでいるでしょう。

オカヤドカリの脱皮は、基本的に砂の中で数日間〜数ヶ月かけて行います。

もちゆめ

「数ヶ月!?」と驚かれるかもしれませんね。

けっこー普通だよ。

ミドリン

脱皮前に場所を探って砂の中を移動したり、脱皮自体が終わっていても、中でゆっくりしていることもあります。

脱皮の際に気をつけたいことをあげましょう。

途中で掘り起こさない

砂に潜ったオカヤドカリを、心配だからといって掘り起こしてしまうのはNGです。

脱皮がスムーズにできないと命に関わります。

脱皮が終わっていたとしても、殻が固まるまでじっとしていたいかもしれません。

人間が途中で邪魔をすると、大変なストレスを与えてしまうことになるため、脱皮をしている期間はそっとしておいあげましょう。

脱皮した皮を取り出さない

オカヤドカリの脱皮が終わった後に、脱皮した皮が落ちていることがあります。

脱ぎ捨てた殻は、実はオカヤドカリにとっては栄養満点の食事です。

しばらくそのままにしておいて大丈夫です。

砂の上で脱皮し始めたら超過保護にする

脱皮を砂の中でできない状況にある場合、たまに、潜らずに脱皮をする子がいます。

その場合は、超デリケートな状態なので、過去一番過保護にしてください。

他のオカヤドカリが近づかなように囲い、暗く静かな環境にする、などの対策をしてあげてください。

オカヤドカリ飼育は初心者でも注意点を押さえれば大丈夫!

以上、オカヤドカリ飼育の初心者は飼育がおさえるべき基本事項!をまとめてきました。

いかがでしたか?

オカヤドカリは気軽に買える反面、知らないことの多い生き物です。

私も飼い始めてから心配になることが多く、ネットの先輩飼い主さんの情報をもとに勉強してきました。

宿替えをなかなかしてくれなかったり、砂に潜って4ヶ月出てこないこともありました。

>>オカヤドカリが潜って出てこない!

それでもなんとも言えない可愛いらしさで、ゆったりのんびりとした癒しを与えてくれます。

オカヤドカリに興味のある方の参考になれば幸いです。

-オカヤドカリ